人を素敵に見せる空間
家具や空間をデザインをする時、
"その人がいかに素敵に見えるか"
ということを考えます。
服と同じようにインテリアもその人に似合ったものがあると思っています。
私のデザインは家具や空間だけではなく、最後にそこに人がいる風景が重なってはじめて完成します。
インテリアだけが素敵なデザインにはしたくありません。
以前納めた作品の様子を見るために原宿のラルフローレンに行った時のことです。
お店の一角がラウンジのようになっていて、5〜6人のお洒落な外国人が大きなソファで談笑していました。
私はそのうちの1人の男性に目を奪われました。
真冬にもかかわらず半ズボンにブーツといういでたちで片足を膝に乗せ、オレンジジュースのグラスを持ちながら両腕を広げ、素敵な笑顔で大きなソファにふんぞり返っていました。
日本人にはなかなかできない座り方です。
しかも公衆の面前で!
さらに、
こんな大胆な座り方をしても絵になっている!
やはりソファというものは外国人のために作られたものだということに改めて気付かされました。
どんなに立派なインテリアでもそこにいる人が素敵に見えなければ意味が無いと思っています。
このソファ事件以来、
日本人でも、
いや!
日本人だからこそ素敵に見える家具や、そこで仕事をしている人がほんとうにカッコ良く見える空間を作りたいといっそう考えるようになりました。
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