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Masahiro ISHIMARU / Furniture artist & Interior design   

茶室


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個展  "金の生る木"   2017

 

 

私は前々から "お茶会" といものにご縁がなく、興味はあるもののどうしても敷居の高いものになっていました。

密室で行われているから尚更でした。


今回の個展において 新橋 ATOM CS TOWER の協力で "組み立て式の茶室" を作ることができました。

 

アーティストの今野絢さんのお手前も素晴らしく、

だれも緊張させることなく厳粛に進めてくださり、普段は見ることができないお茶会の様子を四方から見ることができ、小さな音や空気感もビシビシ感じ取ることができました。

東大の矢作直樹先生もお客として参加してくださるなどとても貴重なお茶会となりました。


また "結界" として吊した伽耶は、本大麻100%のもので、夏の暑い夜に使うと外の温度よりも涼しくなるとの実験データもあるとのことでした。

 

日本の文化、日本人の知恵、オソルベシです。

まさに不思議な個展となりました。

 

今回の個展  2015

KAGULESS 2 JAPANeeds concept  2015

今回の個展について

 

"日本には家具はいらないのかも…"

ガラスの食器棚や大きな本棚に囲まれソファでくつろぐ欧米のような暮らしに憧れ、私自身もそういう家具を作ってきたのですが、、、

2011年の東北大震災( 3.11) を機に、私の家具への思いが変わりました。

 

サザエさん家の居間のようにふすまと障子に囲まれ、ちゃぶ台ひとつで家族が団欒していた頃の日本人はもしかしたら地震のことまで想定していたのかもしれません。

押入れをうまく使い、いざという時は縁側から庭に出れば少なくとも家に潰されることは無いような気がします。

 

畳とちゃぶ台の暮らしは一日に何度も座ったり立ったりを繰り返します。

さらに布団の上げ下ろしや雑巾がけ、姿勢を正しての食事、そして筋トレのような和式トイレ(衛生的にも優れている)などなど、生活そのものが適度な運動にもなっていたような気がします。

サザエさん家のような暮らし方はなかなかできなくなってしまいましたが、姿勢を正して床に座り静かに本を読むことくらいなら今でもできるのではないでしょうか。

 

日本人が忘れかけている、日本人がいちばん美しく見えるような大切な暮らし方をもう一度見直してもいいのかもしれません。

 

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インスタグラムもよろしくお願いします。

https://www.instagram.com/masahiro.ishimaru

 

 

ヘアメイク世界大会  "Intercoiffure World Congress Tokyo"

"Intercoiffure World Congress Tokyo" 2004

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4年に1回 世界各国で開催される I.W.C / ヘアメイクの世界大会が2004年に日本で開催され、300人以上の海外からのヘアメイク関係者のために、

"JAPANight" というテーマで6ヶ所のパーティ会場をデザインしました。

(ホテルメリディアン全館、八芳園など)

 

木とクロームメッキ

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アメリカングラフィティーに出てくる車のような箪笥を作りたくてデザインしました。

赤いカシューで仕上げして金物はクロームメッキにしました。

今ではクロームメッキを見ることもほとんどなくなりとても残念です。

 

Chest of drawers / 2001

1,680w. × 700h

新宿OZONE

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個展 "ORGANIC LIFE"   

1995年  OZONE新宿パークタワー

 

コンクリートに覆われた都市にこそ天然木の家具が必要だという思いで作品を作ってきたので、OZONEのような最先端のインテリジェントビルで個展を開くことができ、ほんとうに運が良かったと思います。

 

もちろん当然ですが現実は甘くはなく、すぐ下の階のコンランショップにはお客さんが溢れるほどいましたが、無名のアーティストの個展ごときではなかなか登って来てはくれませんでした。

 

今思うと、今まで誰も見たことが無いくらいの荒っぽい仕上げの作品もあったので、

「釘が見えてていいの?」

「日曜大工の延長?」

「これはまだ製作途中ですよね?」

みたいな感じだったのかもしれません。笑

 

この頃はまだまだ "オーガニック" という単語もほとんど認知されていない時代でした。

 

 

*家具や店舗改築などのご相談、お気軽にご連絡ください。 090-2180-4192      dian_ishimaru@yahoo.co.jp 石丸正広