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Masahiro ISHIMARU / Furniture and spatial artist    

板張り

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フローリング材はカタログから選ぶのが一般的ですが、私は香りのいい国産の杉やヒノキの板が好きです。

時にはあえてキッチリした仕上がりにならないように板を張っていきます。


写真は古いビルをリフォームしたオフィスです。

大量のPCケーブルが床下を通るように、固定してない板もあります。

この時は工事費を節約するため社員の人たちも釘打ちに参加してくれました。


"釘打ち" って楽しいですよ〜




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    石丸正広

    Masahiro Ishimaru





鹿の角

鹿の角を使った作品を頼まれたことがあります。


グラインダーで加工すると粉塵も匂いも強烈なのでマスクは必須でした。


ある人に 鹿の角は漢方薬にも使われるくらいだから少しくらい吸ったって… 。

龍角散の角は鹿の角だよ!   と……。


翌日からは当然マスク無しで作業 ♪


確かに咳が出なかった…ような。


反対に元気が出たような!?…… 笑。

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Deer horn lamp , coat hanger   2007



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”大草原の小さな家”に憧れて

 

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これは1990年に初めてオーダーを受けた家具です。

大草原の小さな家”に出てくるような木の家具にあこがれ、大道具のアルバイトをしながらアーリーアメリカン調の家具を "我流" で

ただひたすら "真似して" 作っていました。


そしてしばらくして気が付きました。

 

"こういう家具ならもっと素敵なものがアンティークショップにたくさん並んでいる"

 

”家具で食べていきたいなら今まで誰も見た事の無いものを作るしかない”

 

と。

 

そういえば小学生の頃から人の真似をする事は好きではありませんでした。


美術や建築の基礎知識はゼロでしたが、何も知らないが故の怖いもの知らずでした。


今思うとぞっとします が…… 。  


 

 

 

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まさかの自分の家具

3年ぶりのブログです。

よろしくお願いします。


これまでいただいた家具のオーダーの中で、何台かの仏壇を作りました。

と言っても引き戸付きの小さな箱です。

見た目はまったく仏壇らしくなく、あるお宅には白いオイル仕上げで収めたこともあります。


そういう私の実家にも仏壇はありませんでした。


もうすぐ母親の一周忌です。


少し前にやっと作ることができました。

杉の香りいっぱいです。


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*写真は引き戸を外した状態です



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木のこと③

それでもあえて「有機生活」というタイトルにしたいと思いました。

個展のパンフレットをデザインしていただいた羽良多平吉さんから原稿を英訳するよう指示され "ORGANIC" という単語に行き着きました。

当時(1992年) 英和辞書で調べた時は、


"組織の"


"流線型の" "植物っぽい" 


などと訳してあり、最後に"有機的な" と載っていて、今のような健康的な意味合いなどは感じられませんでした。


ところが出来上がった "ORGANIC LIFE" のパンフレットを持ち帰った人の中に大手企業の人もいて、94年頃にオーガニック飲料のテレビCMが始まり "オーガニック" という単語が一気に広まりました。


以来、店舗やオフィスの改築などにおいても、化学物質を含まない材料や自然塗料にこだわり、“木の香り”を大切にした作品を作り続けています。

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木のこと②

誰も見た事の無いデザインで、化学物質などを一切含まない自然のままの家具を作りたいと思うようになり、1992年に "SEQUOIA

という本棚を作りました。

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木の香りいっぱいのこの本棚は家具になってからも呼吸し続けていて、深夜にパチパチと音を出すこともありまさに生き物 (有機物) だと感じていました。

自然の少ない都会の無機質なビルにこそこういう家具が必要なのではと考えるようになり1993年に初めての個展 "有機生活/ORGANIC LIFE" を開くことになりました。


当時日本で"有機"というと、有機水銀や有機リン酸など農薬とか公害病のようなマイナスのイメージが強く、農業の分野でも一部の先を行く人たちの間でも印象が良くないという理由で有機農法ではなく自然農法と呼んでいた時代でした。


「有機生活」なんてありえない言葉でした。


つづく。

木のこと ①

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VEGETATION Ⅱ / table   1993

AUXIN / chair  1992


私の家具は杉やひのきなど香りのいい日本の木材を多く使っています。

丸太から製材された板を自然乾燥して使いますが、天然の木は家具になってからも呼吸をし続けているので伸び縮みしたり反ったりもします。

世間では合板や集成材で作られたものも“木の家具”といわれていますが、合板はチップされた木と接着剤や薬品などを使って人間が作り出したものです。

80年代に家具を作り始めた頃は手間がかからないので使ったこともありますが、当時の合板は質も悪く、吸塵の設備も持っていなかったので夜中に咳き込んだりすることもしばしばありました。

アルバイトで大量の合板をワゴン車に積んで建築現場まで運んだ時は、目が開かないくらい強烈な匂いで車の窓を全開にして走っていました。

そういった合板の上からさらにシンナー系の塗料を塗ったりすることもあたりまえのように行われていました。


人が暮らす空間とは到底思えませんでした。


つづく







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